【ロンドン=板東和正】香港の大手紙、蘋果日報(アップルデイリー)が24日付を最後に新聞の発行を停止すると発表したことを受け、ラーブ英外相は23日、声明を発表し、「香港の表現の自由に対する恐ろしい打撃だ」と香港当局を批判した。
ラーブ氏は声明で、香港国家安全維持法(国安法)が「公共の秩序を維持するためではなく、自由を制限し、反対意見を罰するための道具として使われていることは明白だ」と強調。「中国政府は(一国二制度を保障した)中英共同宣言の下で、香港の報道の自由と言論の自由を守ることを約束した。中国政府は約束を守らなければならない」と訴えた。