「ワクチン接種か投獄か」ドゥテルテ大統領、国民に脅し文句 - 産経ニュース

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「ワクチン接種か投獄か」ドゥテルテ大統領、国民に脅し文句

フィリピンのドゥテルテ大統領=マニラ(AP)
フィリピンのドゥテルテ大統領=マニラ(AP)

フィリピンのドゥテルテ大統領が新型コロナウイルスワクチン接種を促すため、「接種か、投獄か」などと強権的な脅し文句を繰り返している。国民の間ではワクチンの安全性への懸念が根強く、過激な発言に批判が上がっている。

ドゥテルテ氏は14日の会合で、接種を拒む国民に向けて「ひつぎを買え。墓を見つけておけ」とぶちまけた。21日の演説では「政府の助言を聞き入れない国民に憤慨している」といら立ちを隠さなかった。

「接種は任意」とする政府方針を逸脱しており、ゲバラ法相が「強い言葉で必要性を強調しただけだ」と釈明に追われた。ソーシャルメディアには「逮捕を指示する前にワクチンを十分に供給しろ」「貧弱なメッセージだ」「ここは自由な国ではないのか」と批判的な投稿が相次いだ。

フィリピンの世論調査機関パルス・アジアは3月、回答者の61%がワクチン接種に否定的との調査結果を公表。接種の意向を示したのは16%で、23%は未定とした。保健省によると、フィリピンでは少なくとも1回接種した人の割合は1割に満たない。(共同)