北総鉄道が値下げ検討へ 千葉・印西市長「歴史的」 - 産経ニュース

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北総鉄道が値下げ検討へ 千葉・印西市長「歴史的」

運賃値下げの方針が明らかになった北総線の千葉ニュータウン中央駅=23日、千葉県印西市中央南(江田隆一撮影)
運賃値下げの方針が明らかになった北総線の千葉ニュータウン中央駅=23日、千葉県印西市中央南(江田隆一撮影)

北総鉄道(千葉県鎌ケ谷市)は23日、他社と比べて割高とされる運賃について、値下げの可能性を検討し始めたと発表した。同社は21年連続で黒字が続き、平成11年度には447億円に達した累積赤字も、創立50周年を迎える令和4年度には解消できる見込み。まずは値下げの是非を検討し、値下げが決まれば時期や金額の調整に入る。

同社沿線は近年ベッドタウンとして注目され、特に千葉県印西市では人口増が続く。同社は平成17年以降、沿線自治体からの補助金を受けながら運賃の値下げを続けてきたが、自社の経営努力による値下げが決まれば初めてとなる。

北総鉄道は京成高砂駅(東京都葛飾区)から印旛日本医大駅(印西市)までの約32キロを30~40分程度で結ぶ。運賃は現金払いの場合、初乗りが210円、全線を通して乗ると840円で割高とされてきた。

千葉県の熊谷俊人知事は23日の県議会本会議で伊藤昌弘氏(自民)の代表質問に対し、「県としては今後、住民の利便性向上や沿線の活性化に資するように、新たな運賃体系が実現されるように会社に働きかける」と答弁。印西市の板倉正直市長も同日、「長年、市の最重要課題として取り組んできた高運賃問題が、ついに大きな一歩を踏み出した。歴史的な出来事だ」とのコメントを出した。