新体操に〝マジック〟の力 手品活用で「思い込み」解消(1/2ページ) - 産経ニュース

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新体操に〝マジック〟の力 手品活用で「思い込み」解消

フープ・クラブの演技を披露する新体操団体の日本代表「フェアリージャパン」=6月20日、高崎アリーナ
フープ・クラブの演技を披露する新体操団体の日本代表「フェアリージャパン」=6月20日、高崎アリーナ

東京五輪でメダルが期待される新体操団体の日本代表「フェアリー(妖精)ジャパン」を、異色の経歴を持つ人が支えている。精神科医でマジシャンの志村祥瑚さん(29)。代表のメンタルコーチを務め、手品の技を使って、成績がふるわなかったり、悩んだりしている選手が前向きに競技生活を送れるよう導いている。

新体操団体の日本代表「フェアリージャパン」でメンタルコーチを務める志村祥瑚さん
新体操団体の日本代表「フェアリージャパン」でメンタルコーチを務める志村祥瑚さん

山崎浩子強化本部長の依頼を受け、2017年にメンタルコーチに就任した。指南の肝となるのは、マジックでも使われる「思い込み」だ。

「マジックは思い込みを使って不思議に見せている。悩んでいる人は、自分の思い込みで、視野を狭めてしまっている」

勝負の世界にいる選手は、レギュラーになれなかったり、メダルがとれなかったりした際に「自分が劣っている」と思いがちだ。だが、志村さんは、「それも思い込みでは?」と伝える。

フェアリージャパンには、3カ月に1回のペースで指導。半日にわたってマジックを見せ、人がいかに思い込みに左右される生き物なのかを体感させる。その上で、「結果を重視する『ゴールフォーカス思考』ではなく、素晴らしい演技をするといった自分の価値に沿う行動をする『バリューアクション思考』が、成功への道につながる」と教えている。