コロナでバイト収入減の大学生、接種会場スタッフに 埼玉県

埼玉県川口市が集団接種会場として活用する旧そごう川口店=5月27日午後、同市(内田優作撮影)
埼玉県川口市が集団接種会場として活用する旧そごう川口店=5月27日午後、同市(内田優作撮影)

埼玉県は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でアルバイトの収入が減った大学生を支援するため、ワクチンの集団接種会場での補助スタッフなどとして起用する方針を決めた。

県内の大学に通う学生を対象に、県が業務を委託する事業者がアルバイト人材として採用する。

採用された学生は、集団接種会場での誘導の業務や予診票の記入補助を担う。ワクチン接種以外に、蔓延(まんえん)防止等重点措置に伴う営業時間短縮要請に関連し、飲食店に支払う協力金の審査に関する書類整理などに従事させることも想定している。

県は、日本薬科大(伊奈町)や日本工業大(宮代町)、城西大(坂戸市)など県内7大学と求人情報提供に関する協定を結んだ。大学側は、県から伝えられた情報を学内での掲示やメールなどで学生に周知する。埼玉大(さいたま市)に対しては、平成19年に結んだ連携協定に基づいて同様に求人情報を提供する。

県は今後さらに情報提供先の大学を増やしていく方針で、担当者は「学生の支援に加え、新型コロナ対応に携わる人手の確保にもつなげたい」と話している。(中村智隆)