【池袋暴走事故公判詳報】(3)「私たち遺族が強い怒りがあるということは伝わっていますか」(1/3ページ) - 産経ニュース

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池袋暴走事故公判詳報

(3)「私たち遺族が強い怒りがあるということは伝わっていますか」

東京・池袋の車暴走事故について会見する、松永真菜さんと長女莉子ちゃんの遺族の松永拓也さん=4月24日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)
東京・池袋の車暴走事故について会見する、松永真菜さんと長女莉子ちゃんの遺族の松永拓也さん=4月24日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

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《東京・池袋で平成31年4月、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、松永真菜さん=当時(31)=と長女、莉子ちゃん=同(3)=が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(90)の公判は遺族の松永拓也さん(34)による被告人質問が続く》

《一つ一つの質問を丁寧に、はっきりとした口調で投げかけていく松永さんに対し、飯塚被告が時折、数秒間沈黙する場面もあった。「悔やんでいる」。飯塚被告は現在の心境を明かす》

松永さん「暴走する車を制御できなかったということに贖罪(しょくざい)の念があるということですか」

飯塚被告「悔やんでいます」

松永さん「責任を感じているということですか」

飯塚被告「…。責任という言葉は非常にあいまいだが、悔やんでいるというのは車で当日出かけなければ、事故は当日起きなかったと悔やんでいます」

松永さん「道義的にも、法律的にも責任を感じていますか」

飯塚被告「2人を亡くならせたことについては…非常に申し訳なく思っています。法律上か、ということにはお答えしかねます」

《ここで、松永さんは飯塚被告の運転能力に問題はなかったか、ということに焦点を当て質問を続ける。飯塚被告を直視し、はっきりとした口調で質問を読み上げる》

松永さん「周囲の人々はあなたに運転をやめるよういったことはありますか」