40年超運転の美浜3号機 運転禁止求め仮処分申し立て

関西電力美浜発電所3号機=福井県美浜町
関西電力美浜発電所3号機=福井県美浜町

運転開始から40年を超えた関西電力美浜原発3号機(定期検査中、福井県美浜町)の再稼働は危険だとして、同県や京都、滋賀の3府県の住民9人が21日、関電に対し、運転の禁止を求める仮処分を大阪地裁に申し立てた。関電は40年超原発として、全国で初めてとなる同3号機の再稼働を23日に予定している。

平成23年の東京電力福島第1原発事故を受け、原発の運転期間は原則40年と定められ、原子力規制委員会の認可を受けた上で1回に限り最長20年の延長が可能となった。美浜3号機は昭和51年12月に運転を開始し、平成28年11月に延長が認可された。

申立書などで住民側は、地震への備えや事故発生の避難計画に不備があるとし、「設備や備品が劣化した老朽原発では、想定外のトラブルが多発する」と指摘。弁護団は「『例外』であるはずの運転期間の延長が漫然と行われようとしており、見過ごすことはできない」としている。