共産党創建百年で駅名改称 上海の地下鉄、功績宣伝

駅名に「第1回共産党大会が開かれた場所」を意味する言葉が加わった地下鉄の「一大会址・黄陂南路駅」=20日、上海(共同)
駅名に「第1回共産党大会が開かれた場所」を意味する言葉が加わった地下鉄の「一大会址・黄陂南路駅」=20日、上海(共同)

上海市政府は20日、市中心部にある二つの地下鉄駅名に「第1回共産党大会が開かれた場所」を意味する中国語「一大会址」を加えた。7月1日に党創建100年の記念日を控えており、党の功績を宣伝したい意図があるとみられる。

改称されたのは「新天地駅」と「黄陂南路駅」。いずれも1921年7月に第1回党大会が開かれ、今月オープンしたばかりの記念館から近い。駅構内の路線図や案内表示なども変更した。

新天地駅周辺は、れんが造りの上海伝統の建物「石庫門」などが並ぶエリアを再開発し、外国人観光客らの人気を集める。中国メディアによると、同駅の構内では党の功績を賛美し歴史を振り返る展覧会が、党創建90年を前にした2011年6月などに開かれた。(共同)

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