プロ野球通信

不安的中 パの勝ち越し止まる 交流戦「セは強かった」

交流戦で7本塁打を放った巨人の岡本和=ZOZOマリンスタジアム(桐原正道撮影)
交流戦で7本塁打を放った巨人の岡本和=ZOZOマリンスタジアム(桐原正道撮影)

2年ぶりに行われたプロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」は、セ・リーグが通算49勝48敗11分けと健闘し、12年ぶり2度目となる勝ち越しを達成した。今季のセは、若い選手を中心に打撃が活況で、例年とは違う戦いぶりをみせ、対戦したパ・リーグの監督や選手からは「セは強かった」との声も聞かれた。

交流戦は、パのオリックスが12勝5敗1分けで、11年ぶり2度目の優勝を飾った。優勝こそ、パ球団に譲ったものの、2位は阪神、3位がDeNA、4位が中日、5位がヤクルトと上位をセが占めた。

セと対戦した印象について、ロッテの井口監督は「勢いのあるチームが多かった」と振り返り、荻野も「すごくやりづらかった。『強かったな』というイメージがある」と例年とは違ったセの強さを感じていた。要因の一つとして、荻野は「バッター陣がすごく積極的に振ってくるなという印象があった」と振り返る。

交流戦の個人本塁打数をみると、24歳の岡本和(巨人)、21歳の村上(ヤクルト)がオースティン(DeNA)、山田(ヤクルト)とともに7本塁打でトップ。また、注目のルーキー、佐藤輝(阪神)も6本塁打を放つなど、フレッシュな戦力がセ界を引っ張った。

交流戦で7本塁打を放ったヤクルトの村上=ペイペイドーム(村本聡撮影)
交流戦で7本塁打を放ったヤクルトの村上=ペイペイドーム(村本聡撮影)

球団別ではDeNAが、12球団トップのチーム打率2割9分7厘と好調で、9勝6敗3分けと勝ち越し。開幕から2分けを挟む6連敗を喫し、最下位を独走していたが、広島を抜いて今季初の最下位脱出に成功するなど、躍進をみせた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、来日できず、開幕に間に合わなかったオースティンら外国人助っ人が徐々に調子を上げており、リーグ戦再開後も期待が持てる。