塩崎元厚労相が引退表明 次期衆院選に出馬せず

記者会見で引退する意向を表明した自民党の塩崎恭久元厚労相=19日午後、松山市
記者会見で引退する意向を表明した自民党の塩崎恭久元厚労相=19日午後、松山市

自民党の塩崎恭久元厚生労働相(70)は19日、松山市内で記者会見し、次期衆院選愛媛1区から出馬せず、引退する意向を表明した。「次世代へのバトンタッチが必要だ。地域や国のために、形がどうあれ貢献していきたい」と述べた。

関係者によると、後継には長男で弁護士の彰久氏(44)らの名前が取り沙汰されている。だが塩崎氏は公募で選ばれた候補者を支援し、後継指名はしない考えを示し「自民党の1議席を死守するのは私の責任でもある」と述べるにとどめた。

塩崎氏は日本銀行の行員を経て平成5年に衆院旧愛媛1区から出馬し初当選した。参院議員にくら替えした後、12年に衆院愛媛1区で再び当選。現在8期目。第1次安倍晋三政権で官房長官を務めた他、第2次安倍政権では厚労相に起用された。

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