第92期ヒューリック杯棋聖戦

大熱戦の第2局、藤井棋聖が難解将棋を振り切る

【第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局】渡辺明三冠との対局を制し、感想戦に臨む藤井聡太棋聖(右)=18日午後8時14分、兵庫県洲本市のホテルニューアワジ(沢野貴信撮影)
【第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局】渡辺明三冠との対局を制し、感想戦に臨む藤井聡太棋聖(右)=18日午後8時14分、兵庫県洲本市のホテルニューアワジ(沢野貴信撮影)

兵庫県洲本市のホテルニューアワジで18日指された「第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第2局。渡辺明三冠(37)=名人・棋王・王将=が午後8時3分、投了し、藤井聡太棋聖(18)=王位=が連勝で、初防衛に大きく近づいた。

午前9時、立会人の小林健二・九段(64)の合図で始まった対局は第1局と同様、飛車先の歩を突き合う相掛かり模様となった。渡辺三冠の棒銀に対し、藤井棋聖は角交換から▲5六角と筋違い角を放つ。小林九段は「両者、工夫の戦い方で前例もあまりないのでは」と分析した。

序盤から激しい戦いとなった第1局とは異なり、じりじりとした中盤戦が続き、57手目で藤井棋聖の残り時間は既に50分。渡辺三冠は残り時間2時間弱の利点を生かし、指し進めた。

我慢比べのような攻防戦が続いた。しかし、藤井棋聖が終盤力で優位を築き、持ち時間が逆転。最後は藤井棋聖が「難解な将棋を振り切った」(小林九段)。

連敗で後がなくなった渡辺三冠は「ちょっとずつ損をしていったような…。一つ返すことを目標にしたい」と話した。

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