サンズが満塁弾など5打点 阪神7連勝で首位独走

【阪神―巨人】三回、右中間に満塁本塁打を放つ阪神のサンズ=6月18日、甲子園(門井聡撮影)
【阪神―巨人】三回、右中間に満塁本塁打を放つ阪神のサンズ=6月18日、甲子園(門井聡撮影)

交流戦を6連勝で終えた阪神が18日、その勢いのまま宿敵巨人から序盤で大量リードを奪い、7-1で快勝した。主役は「6番・左翼」で先発したサンズだ。先制適時打に続き、三回の第2打席では右中間へ満塁本塁打。計5打点をたたき出し、勝利に大きく貢献した。

3点をリードして迎えた三回無死満塁。代わったばかりの巨人2番手田中豊のスライダーを逆方向へ運んだ。打席から駆け出してスタンドインを見届けると、ダイヤモンドを悠然と1周。「チームメートが塁に出てくれたし、1点でも多く取って先発の西勇をサポートしたかった」。昨年7月28日のヤクルト戦以来となる自身来日2本目、今季初のグランドスラムに満面の笑みをみせた。

交流戦を2位で終え、チームの雰囲気もいい中で迎えたリーグ戦再開で、2位巨人との3連戦初戦に快勝。ゲーム差は「8」へとさらに開いた。打線が大量得点を挙げ、なかなか調子が上がらなかった西勇にも約2カ月ぶりに白星がついた。矢野監督は「いい流れをつなぐ後半のスタートが切れたのはうれしい」。首位独走を狙う指揮官の口調にも、手応えがあふれた。 (上阪正人)

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