骨太方針、成長戦略、規制改革実施計画を閣議決定 ワクチン接種「10~11月完了」 - 産経ニュース

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骨太方針、成長戦略、規制改革実施計画を閣議決定 ワクチン接種「10~11月完了」

政府は18日の臨時閣議で、令和4年度予算編成に向けた経済財政運営の指針となる「骨太の方針」と、新たな成長戦略、規制改革実施計画を決定した。骨太では新型コロナウイルスのワクチン接種の進展を踏まえ、希望者全員への接種を「10~11月に完了する」と明記した。コロナ禍の克服を当面の最重要課題としつつ、収束後を見据えて成長分野の改革も加速させる。

骨太では9日公表の原案になかったワクチン接種の完了時期に踏み込んだ。菅義偉(すが・よしひで)首相が同日の党首討論で発言した内容を盛り込んだもので、接種の加速に対する決意を改めて示した。

今後の成長が見込まれる脱炭素化、デジタル化、地方創生、子育て支援の4分野は予算を重点配分する方針を明記。米中対立で重要性が増す経済安全保障は、先端技術の実用化に向けた開発支援や技術流出の防止を強化する方針を掲げた。

首相が意欲を示す「こども庁」を念頭に新たな行政組織を創設する検討に早急に着手することや、コロナ禍で深刻化する孤独・孤立対策に取り組む方針も書き込んだ。財政健全化は政策経費を税収などで賄えているかを示す国と地方の「基礎的財政収支(PB)」の黒字化を7年度までに達成する目標を堅持した。

一方、方針実現に向けた具体策を盛り込む成長戦略は2030(令和12)年までに燃料電池車(FCV)用の水素ステーションを1千基、電気自動車(EV)向けの急速充電器を3万基整備すると明記。インターネット機器などを運用するデータセンターをめぐっては、重要なデータは国内管理が望ましいと指摘した。

規制改革実施計画は5年間で行政手続きの大半をオンライン化する方針や時間帯などで運賃を変える「変動運賃制」のタクシーへの導入検討などを盛り込んだ。