【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は18日の記者会見で、香港紙、蘋果(ひんか)日報の幹部5人が香港国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕されたことについて「国家安全や、香港の繁栄と安定を守るための努力を断固支持する」と述べ、香港政府や警察への支持を表明した。
趙氏は「報道の自由を含むいかなる権利も、国家安全という最低ラインを打ち破ることはできない」と主張し、報道機関にも例外はないとの考えを示した。その上で「香港に関することは中国の内政であり、いかなる国や組織、個人にも干渉する権利はない」と強調した。