隅田川花火大会中止 コロナで2年連続

隅田川のスカイツリー周辺で上がった花火=2020年6月1日午後、東京都(宮崎瑞穂撮影)
隅田川のスカイツリー周辺で上がった花火=2020年6月1日午後、東京都(宮崎瑞穂撮影)

東京都と台東区、墨田区は、今年の10月23日に開催を予定していた第44回隅田川花火大会を中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大状況を念頭に、観客などの安心を保障できないため。中止は2年連続で、延期開催もない。

隅田川花火大会は、例年7月最終週の土曜日に催され、100万人近い来場者が訪れる。今年は東京五輪・パラリンピックの期間と重複しないよう10月に開催することが決まっていた。

花火大会の開催には、観覧場所の区画を限定することで密を作らないなど、政府指針に基づいた感染対策を講じて観客が安心できる環境を整える必要がある。都の担当者は「隅田川両岸に約100万人集まる来場者全員の行動管理は難しい」と中止に踏み切った理由を明かした。また、「10月の感染状況が見通せないため、事業者との契約など準備が本格化する前に決断した」と説明した。

コロナによる隅田川花火大会の中止は2年連続で、今年度内の延期開催はない見通し。来年度の開催日は未定で、都と実行委員会らがこれから協議していく予定という。