日航社長「大変な責任」無配で陳謝 収益源の多様化訴え 株主総会

羽田空港に並ぶ日本航空(JAL)の航空機=東京都大田区(鴨川一也撮影)
羽田空港に並ぶ日本航空(JAL)の航空機=東京都大田区(鴨川一也撮影)

日本航空は17日、東京都内で株主総会を開いた。赤坂祐二社長は新型コロナウイルス禍による経営環境の悪化を受け、2年連続で無配となったことに「大変な責任を感じている。本当に申し訳ない」と陳謝した。今後の経営方針を「収益源を多様化してリスク耐性を強化する」と説明。令和6年3月期にコロナ禍前の利益水準まで戻すとした。

赤坂社長は5月に公表した中期経営計画に沿って、従来の手厚い旅客サービスを行うフルサービスキャリア(FSC)事業を一時的に縮小する一方、高い成長が見込めるLCC事業の強化、マイルなど非航空事業の成長を図る方針などを説明。「計画をしっかりと遂行していく。そうすれば必ずまた成長軌道に戻すことができる」と訴えた。

また、環境分野では二酸化炭素(CO2)排出量の削減に欠かせない持続可能な代替航空燃料(SAF)について、「遅くとも2028(令和10)年までに国内における製造、供給体制を構築していく」とした。

また、総会では取締役9人と監査役1人の選任に関する2議案が可決された。

日航は3年3月期の連結決算で最終損益が過去最大とされる2866億円の赤字となった。