プーチン氏「核大国の米露に特別な責任」 記者会見要旨

16日、ジュネーブでのバイデン米大統領との首脳会談後に記者会見するロシアのプーチン大統領(タス=共同)
16日、ジュネーブでのバイデン米大統領との首脳会談後に記者会見するロシアのプーチン大統領(タス=共同)

ロシアのプーチン大統領がバイデン米大統領との会談後に行った記者会見の要旨は次の通り。

一、一時帰国している米ロの大使はそれぞれ復帰することで合意した。

一、核大国の米国とロシアは世界の戦略的安定に特別な責任を負っていると自覚している。

一、バイデン大統領は新戦略兵器削減条約(新START)の5年間延長という責任ある決断をした。その先について、協議を始めることで合意した。

一、会談で敵意はなかった。会談は建設的だった。バイデン氏は経験豊かな人物だと改めて確信した。

一、サイバー安全保障に関する協議開始で合意した。米国へのサイバー攻撃にロシアの国家機関は関与していない。

一、(反体制派ナワリヌイ氏は)ロシアの法律を犯し、逮捕されるのを知りながら帰国した。

一、米ロが主張する「越えてはならない一線」が何を意味するかは互いに分かっている。時間をかけて話し合えば合意に達するだろう。(共同)

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