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ホームに「立ち食いラーメン」の逸品 駅の活用探る

立ち食い店でラーメンを提供するシェフの秋吉雄一朗氏
立ち食い店でラーメンを提供するシェフの秋吉雄一朗氏

ホームに来るのは乗客だけではない-。JR博多駅(福岡市博多区)で、従来の立ち食い店と一線を画すラーメン店がにぎわっている。5、6番ホームで今月末までの期間限定で営業する「淡麗らぁ麺 明鏡志水(めいきょうしすい)」。高いメニューは1杯2200円と高級だが、客の多くがホームへの入場券を買って来店するほどの人気だ。「駅活用のモデルをつくりたい」。JR九州とシェフが新たな可能性に挑んでいる。

九州産のシイタケやブランド卵「うちのたまご」を産む親鶏などから取ったスープに、つるりとした中細麺。提供されるのは塩としょうゆ味で、体に優しい素材と透き通ったスープを口にすると、一皿の和食を味わった気持ちになる。

「とんこつ味ではないラーメンが食べたくて、もう5回はきている。だしがしっかり取れていて、重たくない」。福岡市博多区の女性(42)は、満足そうに語った。

駅ホームの立ち食い店といえば、仕事中のサラリーマンがうどんやそばをすすったり、会社帰りに小腹を満たしたりするのが従来の姿。電車に乗り遅れないよう、「早く」「安く」をモットーとするのが一般的だ。

一方、この店舗のラーメンは1杯650~2200円で、300~500円程度で食べられる一般店に比べて割高になる。提供時間は最速で1分50秒だが、1杯ずつ丁寧につくるため、先客がいればそれなりに待つことにもなる。