菅首相記者会見詳報(8)

参院広島・1億5千万円支出「当時の総裁や幹事長の中で行われている」

会見を終え降壇する菅義偉首相。左は新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長=17日午後、首相官邸(春名中撮影)
会見を終え降壇する菅義偉首相。左は新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長=17日午後、首相官邸(春名中撮影)


=菅首相記者会見詳報(7)から続く


--今国会で実現しなかった歳費法の改正をどう思うか。令和元年参院選広島選挙区で、自民党が河井案里元参院議員=有罪確定=陣営に1億5千万円を支出した経緯について、当時の総裁の安倍晋三前首相は説明責任を求めるか

首相「まず、国会議員の歳費のあり方については、政治活動の自由と密接に関連してることなどから、各党各会派がそれぞれの考えを持ち寄って議論いただくべきものだというふうに思います。ただ私自身、自民党総裁としてあえて申し上げれば、党内での議論が進むように促していきたい。こういうふうに思っています」

首相「それと先般ご指摘をいただきました、この河井夫妻の資金使途の詳細について、そのときも申し上げましたけど、現在検察に押収されている関係書類が返還され次第、党の公認会計士が内規に照らして監査を行い、しっかりチェックをしてもらう。そうしたことになっております」

--安倍氏に説明責任を求めるか

首相「そこは別に安倍総理というよりも、当時の総裁、幹事長、そういう中で行われてるということは事実じゃないでしょうか」

--五輪は首相の責任において開催するのか。こじれた米中関係の平和的な解決のために、日本としてできることがあるのか

「まずオリンピックですけども、東京都、組織委員会、そして国、IOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)。この5者で全体を見て、相談しながら進めているわけであります。最終決定は、IOCにありますけれども、日本国民の安全安心、命と健康を守るのはこれは内閣総理大臣として私の仕事ですから。そこは私が責任を持って行うと。まあ、そういうことであります」

「それと、日米同盟、日本にとっては唯一の同盟国であります。ここを基本としながら、中国ですけども、また中国も隣国であり、そして、大国であり、このアジアだけでなく、世界にも日中が果たす役割というのは極めて大きなものがあるというふうに思ってます。ですから、日米の首脳会談でも、とにかく意思疎通はそれぞれしっかり果たしていく。日本は日本として、米国は米国として、また日米で果たす、日米一つになって、そうしたことは当然、しっかり進めていく、で、言うべきことははっきり申し上げていく。こうしたことが大事だというふうに思います」