米露首脳が握手 「会談は重要」「生産的な対話を」

【ジュネーブ=黒瀬悦成、小野田雄一】バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は16日午後(日本時間同日夜)、スイスのジュネーブで初めての直接会談に際し、報道陣の前で握手を交わした。

バイデン氏は会談の冒頭で「直接顔を合わせて会談するのは重要だ」と指摘した。プーチン氏は「米露間には多くの問題が積み重なっているが、生産的な対話になることを期待する」と述べた。

会談はレマン湖畔(こはん)の歴史的建造物「ビラ・ラ・グランジュ」で行われ、ブリンケン米国務長官とラブロフ露外相が同席している。4、5時間かそれ以上の「マラソン会談」になる見通しだ。

バイデン氏はロシアの選挙干渉、米政府機関や米経済権益へのサイバー攻撃を容認しないとの立場を伝え、プーチン氏は米露関係の「戦略的安定」のため核軍備管理の推進を提唱するとみられる。

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