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墓じまい(2) さまざまある永代供養墓

人気が高まっている樹木葬=茨城県取手市の延命寺(エータイ提供)
人気が高まっている樹木葬=茨城県取手市の延命寺(エータイ提供)

墓の継承者がいないなどの理由で増えている「墓じまい」。改葬先として近年注目されているのが、継承者不要で、寺院が子孫に代わり永代にわたり供養・管理する「永代供養墓」。他人と一緒に埋葬する合祀(ごうし)墓だけでなく、個別の納骨室を備えたタイプや樹木葬などもあり、多様化している。

永代供養墓は昭和60年、比叡山延暦寺大霊園(大津市)に設けられた「久遠墓」が最初とされる。ニーズの高まりを受け、現在では全国千カ所超の寺や霊園が設けており、宗旨宗派問わず受け入れる寺もある。

合祀墓が主流だが、合祀を前提に三十三回忌など一定期間安置できる納骨室を備えたもの、一般的な墓と同様に永続的に占有できる納骨室や墓標を備えたもの、墓標代わりに木を植える樹木葬もある=写真。

寺院と提携して「永代供養墓普及会」を展開している「エータイ」(東京)によると、最近は樹木葬が人気で、年間成約数の45%を占めるという。遺族が弔いやすい個別の墓標や納骨室を備えた樹木葬もある。

永代供養墓の相場は永代供養料や納骨料など10万~100万円。1基200万円前後かかる一般的な墓と比べてお手頃感がある。ただし、永代供養料などは個人単位でかかるため、先祖の遺骨が多いとかえって高額になるケースもある。家族や親族とも十分に相談して決める必要がある。

(取材協力 エータイ)

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