中国報道官「米国は病気だ」とG7に反発

中国外務省の趙立堅氏(共同)
中国外務省の趙立堅氏(共同)

【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は15日の記者会見で、新疆ウイグル自治区の人権問題などを明記した先進7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳声明について「米国など少数の国が、人為的に対立や溝を作り出している」と強い不満を表明した。

趙氏は「米国は病気だ。それもかなり重い」と述べ、「G7は米国の脈をとり、処方箋を出したほうがいい」と揶揄(やゆ)した。同盟・パートナー諸国と関係強化を図って対中包囲網の構築を進めるバイデン米政権に対し、中国はいらだちを強めているとみられる。

趙氏は、北大西洋条約機構(NATO)が首脳会議で中国を「体制上の挑戦」と位置づけた首脳声明を採択したことについても、「(中国は)自らの主権や安全、発展の利益を断固守る」と反発した。