皇位継承、有識者会議が意見交換 方向性提示も

首相官邸で開かれた皇位継承策に関する有識者会議=16日午後、首相官邸(春名中撮影)
首相官邸で開かれた皇位継承策に関する有識者会議=16日午後、首相官邸(春名中撮影)

政府は16日、安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)の第7回会合を首相官邸で開いた。4月から5回にわたり計21人の専門家らに実施したヒアリングの結果の取りまとめに向けて意見交換した。

有識者会議は、①旧宮家の皇籍復帰や養子縁組②女性天皇③母方のみに天皇の血筋を引く女系への皇位継承資格の拡大-など10項目について意見を聴いた。21人の専門家のうち半数以上が男系男子を堅持するための旧宮家の皇籍復帰に賛成する一方、女系への資格拡大を積極的に支持したのは5人にとどまった。

政府への報告は論点整理にとどめるとの見方が強かったが、旧宮家の皇籍復帰などの方向性を打ち出す可能性も出てきた。政府高官は「論点整理をするだけでは資料提供みたいだ。方向性を出さないと受け取る側もやりようがない」と語った。