衆院、菅内閣不信任案を否決

衆院本会議で内閣不信任決議案が否決され議場に一礼する菅義偉首相(右)=15日午後、国会(萩原悠久人撮影)
衆院本会議で内閣不信任決議案が否決され議場に一礼する菅義偉首相(右)=15日午後、国会(萩原悠久人撮影)

衆院は15日の本会議で、立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党が提出した菅義偉(すが・よしひで)内閣に対する不信任決議案を与党などの反対多数で否決した。

不信任案の提出は令和元年6月以来2年ぶりで、菅内閣に対しては初めて。

野党側は、不信任案の提案理由として政府の新型コロナウイルス対応の遅れを批判したほか、東京五輪・パラリンピックに関し「現下の感染状況では、国民の命と健康を守りながら開催することは極めて困難。政権浮揚に利用しようという菅内閣の邪心は、断じて容認できない」と指摘した。

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