米トルコ、初の直接首脳会談 関係改善に前進

14日、ブリュッセルで記者会見するバイデン米大統領(ロイター)
14日、ブリュッセルで記者会見するバイデン米大統領(ロイター)

バイデン米大統領は14日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開かれたブリュッセルで、就任後初めてトルコのエルドアン大統領と直接会談した。バイデン氏は終了後の記者会見で「前向きで生産的な会談だった。関係を前進させられるだろう」と述べ、冷え込んでいる両国関係の改善への手応えを口にした。

両国はNATO加盟国だが、米国がオスマン帝国末期のアルメニア人殺害事件を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定したことやパレスチナ情勢を巡って関係が悪化した。

エルドアン氏も別途記者会見し「効果的で緊密な会合だった。両国関係で解決不可能な問題はない」と語り、関係改善に意欲を見せた。

バイデン政権はロシア製ミサイルの導入を強行したトルコのロシア接近を警戒。新型コロナウイルスの影響で経済苦境が続くトルコも、対米関係の悪化で2018年に通貨危機に見舞われた経験を踏まえ、対立激化は避けたい考えとみられる。(共同)