立憲民主党の枝野幸男代表は15日の衆院本会議における内閣不信任決議案の趣旨弁明演説で、平成23年に野党の自民党議員だった菅義偉(すが・よしひで)首相が民主党政権に対して会期延長を申し入れていたと述べ、野党による3カ月の会期延長要求を拒否した首相を批判した。
当時は東日本大震災後で、「不測の事態が起こらないともかぎらない不透明な状況の中で、国会を閉会していたのでは無責任のそしりを免れない」と首相らが訴えていたと指摘。枝野氏は「(この言葉を)そっくりお返しする」と主張した。
枝野氏自身は当時、菅(かん)直人内閣の官房長官で、当時の民主党政権は「こうした声に応えて70日間延長した」と述べた。