大阪・富田林市に2カ所目のマイクロ水力発電所 - 産経ニュース

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大阪・富田林市に2カ所目のマイクロ水力発電所

大阪府富田林市は、市内2カ所目となるマイクロ水力発電事業を、同市津々山台の上水道施設「金剛東配水池」で始めた。同配水池と別の水道施設を結ぶ遊水管の高低差を利用して発電する。自然エネルギーの有効活用に加え、売電収入も得られるとしている。

ダイキン工業の子会社「DK-パワー」(大阪府吹田市)との共同事業で、DK-パワー製の最大出力22キロワットの水力発電システムを導入した。自然流下する際の水圧を下げるために設けられている「上原減圧水槽」から、約38メートル低い同配水池に流れる水でタービンを回し、発電する仕組み。この送水管には、平均で1時間約400立方メートルの水が流れている。

富田林市に供給される水道水は、滝畑ダム(大阪府河内長野市)から、日野浄水場(同)、上原減圧水槽、金剛東配水池を経由して、家庭や事業所などに送水されている。今回の事業は、DK-パワーが発電システムの設置と運用を担当。市は設置場所を提供した。年間発電量は一般家庭約36軒分に相当する約11万8千キロワット時。これによって、市は年間約30万円分の収入を得る。

同市は昨年4月、1カ所目のマイクロ水力発電所を上原減圧水槽に設置し、発電事業に着手。こちらは日野浄水場からの送水を利用して発電している。市上下水道総務課の担当者は「脱炭素の流れの中で自然エネルギーの有効活用になる。将来的には蓄電して災害用電源としての利活用も検討したい」と話した。