豪印、G7と連携強化 「対中姿勢が支持された」

会談する菅首相(右)とオーストラリアのモリソン首相=13日、英コーンウォール(内閣広報室提供・共同)
会談する菅首相(右)とオーストラリアのモリソン首相=13日、英コーンウォール(内閣広報室提供・共同)

【シンガポール=森浩】先進7カ国首脳会議(G7サミット)には中国の圧力に直面するオーストラリアとインドも招待国として参加し、対中牽制(けんせい)の思惑からG7との連携強化を狙った。中国への対抗姿勢を打ち出したG7の首脳声明は両国にとって一定の成果といえそうだ。

訪英した豪州のモリソン首相は13日、G7サミット関連会議を振り返り、豪中の対立激化を念頭に「豪州が自由民主主義の原則を守るために取ってきた姿勢が、非常に強く支持された」と満足感を示した。

豪州は新型コロナウイルスの発生源をめぐって第三者による調査を要求したことを発端に中国との関係が悪化。中国は豪産食肉の輸入を一部停止し、大麦やワインに高関税を課す報復措置を取っている。

モリソン氏は南シナ海問題など「インド太平洋地域の緊張が、より広い世界に影響を与えるという認識が高まっている」とも指摘。特に欧州諸国の姿勢が「変化している」と分析した。

インドは昨年、国境付近で中国軍との衝突が発生するなど、特に安全保障面で中国に対する警戒感を高めている。

インドのモディ首相はゲスト国を交えたG7の関連会議にオンラインで参加し、「インドはG7諸国と協力し、権威主義の脅威に立ち向かうための『自然な同盟国』である」と発言。中国の脅威を示唆しつつ、G7に寄り添う姿勢を示した。