交番勤務、救助隊、トレイルラン 3足のわらじ(2/2ページ) - 産経ニュース

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交番勤務、救助隊、トレイルラン 3足のわらじ

長野県警山岳遭難救助隊員の秋山穂乃果さん=長野県松本市(原田成樹撮影)
長野県警山岳遭難救助隊員の秋山穂乃果さん=長野県松本市(原田成樹撮影)

報道では災害現場などにいる警察官ばかり取材していましたが、実際に交番勤務をしてみると、そんなに大災害ばかり起きるわけもなく、困った人の役に立っている実感はあまりありません。また救助隊も当時、女性は1人だけで、なれるか不安でした。黙々と、3日に1回の当直勤務の前後にジムで筋トレやランニングマシンをし、休みの日には20キロほど走っていました。

そして昨年12月、世界選手権の代表選考レースでもある伊豆トレイルジャーニーの女子長距離の部で優勝。今年4月には、念願の救助隊にも入隊を果たすことができました。

救助隊の訓練は月に3回ほどあります。5月の大型連休では実際に救助の対応をしたほか、雪崩に巻き込まれた女性の救出も行いました。遭難者を担ぐなど体力面では男性に劣りますが、「女性だから安心できた」と言われ、存在意義を確認できました。(原田成樹)

秋山穂乃果(あきやま・ほのか)】 平成5年9月、兵庫県西宮市生まれ。28年、神戸大卒。同年4月から30年6月まで、在阪テレビ局のカメラマン。31年4月から長野県警の警察官。中野署を経て、令和3年4月から松本署管内の交番勤務、山岳遭難救助隊にも入隊。