書評

『中国の暴虐』櫻井よしこ、楊逸、楊海英著

書影「中国の暴虐」
書影「中国の暴虐」

中国・新疆(しんきょう)ウイグル、チベット、内モンゴルの各自治区や香港で繰り返す人権弾圧。台湾や尖閣諸島(沖縄県石垣市)への領土的野心をむき出しにする振る舞い。

中国共産党政権の非道ぶりを体験した芥川賞作家の楊逸(ヤン・イー)、文化人類学者の楊海英(よう・かいえい)の両氏がジャーナリストの櫻井よしこ氏とともに政権の〝素顔〟を暴いていく。

「異民族を『同化させる』習近平の無知」「世界はいま中国支配か否かの岐路にある」―。

日本も早く手を打たなければ、後戻りできない水準まで中国の影響力が社会に浸透する。そんな警鐘を鳴らす一冊だ。(ワック・1540円)