先進7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国の英国は13日、G7各国が温室効果ガスの排出量を2030年までに10年比でほぼ半減させる方針を確認する見込みだと発表した。菅義偉(すが・よしひで)首相が4月に公表した排出削減目標は「30年度に13年度比46%減」で、日本政府関係者は「日本の目標と整合する方針で、上積みを迫られるものではない」と説明する。
ただ日本の10年度の排出量は13年度より少なく、46%減の目標を10年度比で換算すると半減には届かない。今後、取り組み強化を求める声が上がる可能性もある。
英国は30年までに1990年比で少なくとも68%減らすとの目標を掲げており、英国政府によると、これは10年と比べると58%減に相当する。(共同)