さらなるワクチン供与訴えWHO、特許放棄も要求

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は12日、英南西部コーンウォールで開催中の先進7カ国首脳会議(G7サミット)で保健分野を討議した会合に出席後に記者会見し、G7による新型コロナウイルスワクチン供与に謝意を示すと同時に、1年後に世界人口の7割がワクチン接種を終えるためには「より多く、より早く必要だ」とさらなる協力を呼び掛けた。

テドロス氏は世界全体への公平な供給に向けワクチンの大幅な増産が必須だと強調。「技術移転に加え、特許一時放棄が重要だ」とし、製薬会社を抱える先進国の歩み寄りを求めた。

同氏によると会合では、新型コロナの起源についても議題に上った。テドロス氏は追加調査に前向きな姿勢を示し「中国側の協力に加え、解明には透明性が必要だ」と指摘。情報共有や起源解明を迅速に行うために「拘束力のある条約が必要」と訴えた。(共同)