首相が北朝鮮拉致問題でG7各国に協力要請 各国も賛同

G7サミットで初日の討議に臨む(左端から時計回りに)ミシェルEU大統領、菅首相、ドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領、英国のジョンソン首相、バイデン米大統領、カナダのトルドー首相、イタリアのドラギ首相、フォンデアライエン欧州委員長=11日、英コーンウォール(代表撮影)
G7サミットで初日の討議に臨む(左端から時計回りに)ミシェルEU大統領、菅首相、ドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領、英国のジョンソン首相、バイデン米大統領、カナダのトルドー首相、イタリアのドラギ首相、フォンデアライエン欧州委員長=11日、英コーンウォール(代表撮影)

【コーンウォール(英南西部)=田村龍彦】菅義偉首相は12日午後(日本時間同日夜)、英コーンウォールで開かれている先進7カ国首脳会議(G7サミット)の2日目の会合で、北朝鮮の日本人拉致問題について、政権の最重要課題だとしてG7の全面的な理解と協力を求め、各国の賛同を得た。日本政府が明らかにした。

「外交政策」がテーマの会合で、首相は北朝鮮の大量破壊兵器やミサイルの完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄という目標を堅持することが必要だとの考えを示した。また、米バイデン政権による対北政策の見直しへの支持を表明。国連安全保障理事会決議の完全な履行の重要性を指摘し、G7各国の瀬取り対策への参加を評価した。

一方、首相はミャンマー情勢について、クーデターは決して受け入れることはできず、日本が暴力の即時停止や、拘束された関係者の解放などを求めていることを説明。G7として、東南アジア諸国連合(ASEAN)による事態打開の取り組みを支持すべきだと主張した。

インド太平洋地域に関し、日米間で「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた協力を進めているとしたうえで、他のG7各国も関与を強化していることを歓迎した。