米イラン、折り合えず大統領選までの妥結困難

2日、ウィーンで、イラン核合意の再建に向けた協議に出席したイランのアラグチ外務次官(手前左)とEU欧州対外活動庁のモラ事務局次長(同右)=AP
2日、ウィーンで、イラン核合意の再建に向けた協議に出席したイランのアラグチ外務次官(手前左)とEU欧州対外活動庁のモラ事務局次長(同右)=AP

核合意再建に向けた米国とイランの間接協議で、イラン交渉団を率いるアラグチ外務次官は12日、同国大統領選が行われる18日までに交渉を妥結させるのは難しいとの見方を示した。国営メディアが報じた。米イランは一定の歩み寄りを示したが、交渉の核心部分で折り合っていないもよう。

4月から断続的に行われている間接協議はヤマ場に入ったものの、詰めの協議で難航。仲介役の欧州連合(EU)などは、穏健派から反米保守強硬派への政権交代の見通しが強まっている大統領選の前の妥結を目指していたが、実現は困難な情勢になった。

ウィーンでの間接協議は6月2日に休止され、各国交渉団トップがいったん本国に戻った後、12日に再開。バイデン米政権とイラン指導部が妥協点を見いだす政治判断を下せるかどうかが焦点だったが、12日の協議でも溝は埋められなかった。(共同)