ロシアに拿捕された漁船、解放され帰港 日本側は抗議

ロシア・コルサコフに連行された「第172栄宝丸」(手前)=5月29日(共同)
ロシア・コルサコフに連行された「第172栄宝丸」(手前)=5月29日(共同)

北海道稚内市沖のオホーツク海でロシア当局に拿捕され、極東サハリン州南部コルサコフ港に連行された底引き網漁船「第172栄宝丸」が11日早朝、稚内港に帰港した。5月28日から約2週間留め置かれ、10日に解放された。

ロシア国境警備局は10日、栄宝丸がロシアの排他的経済水域(EEZ)の漁業規則に違反したなどとして罰金600万ルーブル(約900万円)を科したと発表。船側は全額納付し、同日午後にコルサコフ港を出たが、稚内港は照明設備がなく夜間は危険なことから、11日の帰港となった。

栄宝丸が所属する稚内機船漁業協同組合は拿捕後、船は日本のEEZから出ておらず、不当な連行だと主張。政府もこれを確認し、ロシア側に抗議していた。(共同)