天王寺動物園の動画人気 登録者数1年で15倍超(2/2ページ) - 産経ニュース

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天王寺動物園の動画人気 登録者数1年で15倍超

ホッキョクグマの親子がエサを頰張ったり、プールで元気よく泳ぎまわったりする様子や、高齢のためバックヤードで飼育するブチハイエナの姿も公開。動物の食事作りなど舞台裏を紹介する動画もある。

伝える使命

「ステイホーム」で自宅で過ごす時間が増えたことも後押ししてか、動画の数に比例するように、園の公式チャンネル登録者数も急増した。昨年4月時点の約1千から、現在は1万5千以上となっている。

注目度が高まった理由について、動物専門員の井出貴彦さん(35)は「普段見られない場所や動物の様子が見られるだけでなく、撮影時のアドリブの部分を楽しんでもらえているのでは」と推測する。

多くの動物園ファンが現地で見られない状況が続くが、向井猛園長(64)は「できる限り動物たちの様子を伝えるのが私たちの使命」と強調。社会教育施設でもある動物園として「再開後に訪れてもらい、生物多様性や持続可能な開発目標(SDGs)について考えてもらえたら」としている。(小泉一敏)

新型コロナ感染拡大で臨時休園など営業への制限が続く中、各地の動物園は、自宅で楽しめる動画の配信やSNS(会員制交流サイト)での情報発信に力を入れている。

20日まで臨時休園中の札幌市円山動物園は、来場者がいなくても元気に過ごす動物たちの動画や写真を公式ツイッターでほぼ毎日公開。アジアゾウ3頭が同居する訓練など普段は見られない場面が楽しめる。

緊急事態宣言解除まで休園する大牟田市動物園(福岡県)は、「モルモットの会話」や「ウトウトするキツネ」といったタイトルにこだわった動画や、手話を使った動画を公開中だ。

石川県独自の「石川緊急事態宣言」発出に伴い、13日まで休園中のいしかわ動物園(同県能美市)は、飼育員らがコビトカバの成長記録などをホームページ上で日記風につづっている。

千葉市動物公園は市内の小学校などを訪ねて動物に関する出張授業を行っていたが、コロナの影響で昨年度からオンラインでのリモート授業に切り替えた。