コロナ禍癒やす あじさい祭り 千葉県多古町

あじさい祭りで初めてライトアップされた日本寺(町提供)
あじさい祭りで初めてライトアップされた日本寺(町提供)

町の花がアジサイの千葉県多古町で昨年、新型コロナウイルスの影響で中止となった「ふるさと多古町あじさい祭り」が、人が集まるイベントは見送り、開催期間を延長するなど「密」を避ける工夫をしながら今年は開催されている。見頃を迎えたアジサイはコロナ禍でも頑張っている人や疲れている見物客を癒やしている。

祭りは今年で37回目。20日までの期間中、色とりどりのアジサイは「あじさい遊歩道」と、正東山日本寺(しょうとうざんにちほんじ)で観賞できる。

「あじさい遊歩道」は、道の駅「多古あじさい館」近くの栗山川堤防沿いの両堤約1・2キロに約1万株のアジサイが植えられ、ペット連れの家族らが散策している。川遊びや川からアジサイを観賞してもらおうと、ボランティア団体がモーターボート(13日まで)やさっぱ舟(15日まで)を運航している。

日本寺は、鎌倉時代の元応元年(1319)に開基した古刹(こさつ)。アジサイ寺としても知られ、境内の約1万株のアジサイが鮮やかに咲き誇る。20日までの午後7時~9時は、祭りのイベントとして境内がライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しむことができる。

祭りはこれまで1日のみで開催され、例年約3万人が訪れていた。竹製レールをソリが滑り落ちる「竹コースター」の設置や、約500人が江戸時代の侍や農民に扮(ふん)して町を練り歩く名物「多古米振舞行列」が人気だったが、「密」を避けるため、今年はこれらは中止になった。町の担当者は「日本寺のライトアップは、時間延長で少しでも〝密〟を避けようと初めて行った。コロナ禍でも頑張っている人をアジサイでねぎらいたい」と話している。

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