観光案内所は元交番、留置場も公開 和歌山・すさみ - 産経ニュース

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観光案内所は元交番、留置場も公開 和歌山・すさみ

7月1日に業務を始める和歌山県すさみ町の町観光案内所「フロント110」
7月1日に業務を始める和歌山県すさみ町の町観光案内所「フロント110」

交番だった建物を改修した異色の観光案内所が和歌山県すさみ町に完成し、7月1日から業務を始める。場所はすさみ海水浴場の目の前。宿泊施設や飲食店を案内するほか、シーカヤックや電動アシスト付きマウンテンバイク(Eバイク)などのレンタルも行う。交番時代に使われていた留置場が残り、改修せずに公開する。関係者は「町の観光拠点にしたい」と意気込んでいる。

すさみ町観光案内所「フロント110(いちいちまる)」(同町周参見)で、町と町観光協会が運営。一昨年4月に別の場所に移転した串本警察署すさみ幹部交番の建物を、町が今年1月から約2250万円をかけて改修した。

キャンプ用のテントなどが置かれた「フロント110」の2階
キャンプ用のテントなどが置かれた「フロント110」の2階


鉄筋コンクート造り2階建てで、延べ床面積約270平方メートル。1階で観光案内や、レンタル手続きなどを行う。2階はキャンプ用のテントやテーブルが置かれており、くつろぎの場や旅先で働く「ワーケーション」にも活用できる。

留置場は改修されていないためリアルな雰囲気で、誰でも見学できる。

町産業振興課の担当者は「しばらくはそのままで見てもらうが、将来は雰囲気を残しながら多少の改修も考えたい」と話す。

目の前にあるすさみ海水浴場は7月1日が海開き。「フロント110」では、シーカヤックやEバイクのほか、大きなサーフボードとパドルを組み合わせたスタンドアップパドル(SUP)や電動アシストなしのロードバイクも貸し出している。また海水浴場の芝生広場のキャンプ申し込みもできる。

町観光協会の家高学事務局長は「ここを拠点に情報発信をしていきたい」と話している。

年末年始を除き無休の予定。問い合わせは「フロント110」(0739・34・3200)。(張英壽)