病院船推進法が成立 政府、当面は自衛艦活用

参院本会議=11日午後、国会(春名中撮影)
参院本会議=11日午後、国会(春名中撮影)

海上で病傷者の治療ができる「病院船」の整備を推進する法律が11日、参院本会議で、全会一致で可決、成立した。大規模な災害や感染症の発生に備えて、国に整備推進計画の策定を義務付ける。ただ人材確保やコスト面で課題が指摘されており、政府は当面の新規造船を見送り、自衛隊の艦艇を活用する方針だ。

推進法は、病院船となる船舶や、必要な人員、物資を確保し、平時でも離島の巡回診療や国際緊急援助などに活用するという基本方針を掲げた。首相をトップとし、全閣僚で構成する推進本部を設置することも定めた。