夫婦別姓〝慎重〟自民有志議連が決議「通称使用拡大を公約に」

自由民主党本部=東京都千代田区永田町
自由民主党本部=東京都千代田区永田町

選択的夫婦別姓制度の導入に慎重な自民党有志を中心につくる「婚姻前の氏の通称使用拡大・周知を促進する議員連盟」(会長・中曽根弘文元外相)は11日午前、国会内で総会を開き、次期衆院選公約に通称使用の拡大を盛り込むことを求める決議案を示した。近く党幹部に申し入れる方針。

決議は、これまでの選挙公約に旧姓使用の拡大が盛り込まれ、パスポートや免許証の旧姓併記などを実現してきたことを強調。そのうえで、「国民に約束してきた取り組みをさらに加速し、国民と社会全体の最善の利益を守ることが自民党に求められている」と明記した。

また、高市早苗前総務相が昨年12月に党法務部会に提出した通称使用に関する法案の速やかな審議も求めた。

一方、選択的夫婦別姓制度の導入に関しては「親子別氏が子どもに与える悪影響などから国民世論の懸念は大きく、冷静かつ慎重に議論を行わなければならない」とした。

中曽根氏は会合で「今年は衆院選がある。旧姓の通称使用拡大を促進することを自民党が引き続いて公約とし、国民の皆さんに約束するよう議連としてしっかり求めていく」と述べた。