日本と交流「売国奴」 中国、文化人らを攻撃 - 産経ニュース

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日本と交流「売国奴」 中国、文化人らを攻撃

中国国旗と天安門(Getty Images)
中国国旗と天安門(Getty Images)

日本外務省が所管する国際交流基金の交流事業で日本に招かれた中国の文化人らが、インターネット上で「売国奴」と攻撃される騒ぎになっている。極端なナショナリズムの高まりや、知識人層への反感が背景にある。基金の事業に関する報告書が最近、短文投稿サイト、微博(ウェイボ)で話題になり、日本へ招かれた作家の熊培雲氏や蔣方舟氏、法学者の何兵氏らに対し、著作の内容や日本メディアへの発言などを挙げて「日本の援助で日本の宣伝をした」「カネを受け取り、中国の主流の価値観に背くことをした」と攻撃が相次いだ。

基金が招いた作家やジャーナリストには、中国政治や社会の問題を指摘してきた人も多い。ある中国人記者は、そうした改革派の知識人は近年、国内で歓迎されないと指摘。「嫌われ者が外国のカネを受け取り、漢奸(売国奴)だと見なされた」と分析した。

中国外務省の報道官は9日の記者会見で「さまざまな形式で訪問交流を行うのは国際関係において一般的だ」と説明。日中両国は若者の相互交流などを支持しており、今後も続けると強調した。(共同)