静岡知事選

川勝、岩井両氏にアンケート リニア、経済、医療の考えは…

3日告示された静岡県知事選をめぐり、産経新聞静岡支局は、20日の投開票に向けて立候補したともに無所属で、現職の川勝平太氏(72)と、新人の元参院議員、岩井茂樹氏(53)=自民推薦=の2氏に対し、12項目のアンケートを行った。その回答を紹介する。(可能な限り原文を尊重しながら同程度の分量としています)


【問1 知事候補者の資質として他候補より優れていると考える点は】

川勝氏=12年間の静岡県政の実績。この間、貫いてきた独自のスタイルがあります。第1に「身に私を構えず」を信条に、公益を常に最優先し、県民の幸福の最大化を心がけてきたこと。第2に、自ら現場に出て(3000回以上)、現場の声を聞き、徹底調査の上で政策を決める「現場主義」を堅持していること。第3に、就任当日から知事室のドアは常に開け、広く意見を聞き、「万機公論に決す」民主主義の原理を貫いてきたこと。

岩井氏=端的に申し上げれば、

・変わる。シズオカの未来

・「日本一住みやすい静岡県!」実現へ

・政治は子どもたちのため

・「対話」と「連携」

以上を確実にやり遂げる信念と実行力。


【問2 政策面での他候補との最大の違いは】

川勝氏=最大の違いは特定の組織・党派・団体に属していないこと。既得権益などに縛られず、公平に県民の幸福をめざせるのが強み。具体的には、リニア問題で他候補が唐突に地域住民へのへつらいを口にして大きなブレを見せたのと異なり、筋を通すことなど。利権に厳しく、正義感が強いのも小生の年来の気質。他候補は国とのパイプを強調しますが依存体質につながりかねません。補足すれば「稼ぐ力」を強調しすぎると下品です。

岩井氏=コロナ禍を乗り越えるため全力を挙げたい。感染拡大防止、ワクチンの速やかな接種実現のためマンパワーをはじめとした「医療資源の増強策」「限られた医療資源の平準化」などとともに、医療崩壊を防ぐための対策を講じる。

コロナ禍以前から静岡県の最大の課題は人口減少。人口減少を防ぐことにより地方を元気にする戦略が地方創生。当時、内閣府の政務官を務め、立ち上げの仕事に関わった。


【問3 直近12年の静岡県政をどう評価するか。改善点があればどのような点か】

川勝氏=評価は県民、後世に委ねる。ただ県民のためになったことを挙げれば、①小・中学校35人以下学級を国に先駆け実現、②市町の協力を得て幼児から高校生世代までの医療費無料を実現、③「住んでよし・訪れてよし」を実現(昨年の移住希望地全国1位)、④富士山世界文化遺産、静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法世界農業遺産が認定された平成25年からの丸8年で「世界クラスの地域資源・人材」を96件にし本県の魅力を向上させた、など。

岩井氏=課題が数ある中で、県の人口減少は歯止めがかからず、若い世代を中心に、転出超過の傾向が続いている。人口減少問題に対処し局面転換を図っていく。

・「命を守る」防災・減災、医療の充実による安全安心の確保

・「教育の充実」ふるさと静岡愛を醸成

・「静岡の稼ぐ力の復活」若者、女性が働きたい仕事の創出