ペンギンがバッハに! 京都水族館で華麗なる「換コレ」 - 産経ニュース

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ペンギンがバッハに! 京都水族館で華麗なる「換コレ」

換羽期を迎え、まるで作曲家バッハのような個性的な姿を披露するケープペンギン(京都水族館提供)=6月7日、京都市下京区
換羽期を迎え、まるで作曲家バッハのような個性的な姿を披露するケープペンギン(京都水族館提供)=6月7日、京都市下京区

ペンギンの羽が生え替わる換羽期を迎え、京都水族館(京都市)で、ペンギンたちが抜けかけた羽のせいでモヒカン刈りや背中にハート模様が浮かび上がるといった個性あふれる姿を披露している。水族館は、今年初めて、「パリコレ」ならぬ「換コレ(換羽コレクション2021)」と銘打ち、1年に1度の「華麗なる変身」を積極的にPR。来場者に写真共有アプリ「インスタグラム」への投稿を呼びかけている。(鈴木文也)

今にも音楽を奏でそうな作曲家・バッハのような頭に、馬のたてがみのような背中、首にはマフラーを巻いているかのよう…。京都水族館のペンギンエリアでは、換羽期のため羽が抜けかけて絶妙な姿になったペンギンがよちよちと歩き回っている。

 マフラーをしているようなケープペンギン(京都水族館提供)
マフラーをしているようなケープペンギン(京都水族館提供)

ガラス越しに眺めていた神戸市の大学生、南祥太さん(20)は、「みんな個性があってかわいい。お気に入りは背中が馬のたてがみのようなあのペンギン」と笑顔を見せた。

エリアで飼育されているのは、アフリカ大陸南部に生息するケープペンギン59羽。毎年5~7月に水や寒さから身を守るために、古く傷んだ羽から新しい羽へと生え替わる換羽期を迎える。

換羽には体力が必要で、換羽期前になると大量の餌を食べて栄養を蓄えるという。そのため、この時期になると、丸々としたペンギンたちが姿を現す。一方で、換羽期に入ると、餌を一切食べなくなり、羽が生え替わるころには体形も再び元に戻るという。

馬のたてがみを背中につけたようなケープペンギン=京都市下京区の京都水族館(鈴木文也撮影)
馬のたてがみを背中につけたようなケープペンギン=京都市下京区の京都水族館(鈴木文也撮影)

こうしたペンギンの生態を伝えようと、水族館では2年前から換羽期のペンギンの様子を撮影し、会員制交流サイト(SNS)に投稿。《かわいくて癒やされる》《個性的》などと多くの反響が寄せられたことから、今年初めてフォトコンテスト「換コレ」を企画した。

水族館は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月下旬から休業していたが、5月12日から入館者数を50%以下に制限して営業を再開。「換コレ」の募集は5月15日から始め、すでに100件以上の作品が寄せられた。応募は6月30日までで、飼育員らの審査を経て選ばれた作品は、水族館が配布するスマートフォン用カレンダーの壁紙に採用される。

水族館の広報担当、前田璃奈さん(26)は「個性あるペンギンを見比べながら、お気に入りを見つけて投稿してほしい」と話している。