「コメントする考えない」京都市長、大阪市長の苦言に

日本維新の会代表の松井一郎大阪市長が、京都市の行財政改革案をめぐり門川大作市長に苦言を呈したことを受け、門川市長は10日、「京都市長としてコメントする考えはない」と述べた上で「(改革案を)市民に丁寧に説明し、覚悟を決めて行財政改革に邁進(まいしん)する」と強調した。

松井氏は8日、維新創設者の橋下徹氏が大阪市長時代に自らの給与などを削減させた点を挙げ「最初にやらないといけないのは門川市長が自らの身分についてどこまでメスを入れるかだ」と語っていた。

大阪市によると、橋下氏は市長の在任期間(平成23年12月~27年12月)の給与や退職金の削減で、本来の支給額計1億4270万円から7480万円(給与4280万円、退職金3200万円)を削減した。

門川市長は、就任時から給与を削減し、昨年度の年間給与額は2015万円。今年4月には削減率を3割に引き上げた。市によると、削減見込み額は年間約770万円。退職手当ては1期目の4069万円から水準を見直し、3期目は3402万円とした。

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