重点措置解除も群馬県、警戒度「4」維持 - 産経ニュース

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重点措置解除も群馬県、警戒度「4」維持

感染再拡大防止に向けた要請について説明する群馬県の山本一太知事=10日、群馬県庁(柳原一哉撮影)
感染再拡大防止に向けた要請について説明する群馬県の山本一太知事=10日、群馬県庁(柳原一哉撮影)

政府が新型コロナウイルス対策の蔓延(まんえん)防止等重点措置の県への適用を期限通り13日で解除する一方、群馬県は10日の対策本部会議で、独自の警戒度を全県で最も深刻な「4」を維持すると決めた。接待を伴う飲食店などへの時短要請も全県で14日~20日に行い、解除に伴うリバウンド(再拡大)防止に務める。

重点措置の効果は高く、感染状況は大きく改善。直近1週間平均の1日当たりの新規感染者数は47・4人(5月26日)から半分以下の22・7人(2日)に減り、さらに12・9人(9日)となった。

ただ、会見した山本一太知事は感染力の強い変異株の拡大の懸念があるとし、「再拡大防止のための1週間」として、5月4日から続く警戒度4は引き下げず、不要不急の外出自粛などを引き続き要請すると説明した。

営業自粛を求める時間帯は午後8時(酒類提供は午後7時まで)~午前5時。対象は接待を伴う飲食店、酒類を提供する飲食店、カラオケ店で、事業者への協力金は中小企業などの場合で2万5千~7万5千円、大企業は減収分の4割相当で最大20万円となる。県単独の協力金支給の経費36億円などを計上した補正予算案を県議会第2回定例会に提出する。

重点措置で実施していた飲食店全般への時短要請は打ち切る。

県は今後、再拡大を防ぎつつワクチン接種の加速化で感染抑制を図る戦略を描く。山本知事は、2カ所目の県営大規模接種会場「県央ワクチン接種センター」(高崎市)を17日に開所し、同日から予約の受け付けを始めると発表した。

県独自の優先枠として、保育士ら社会生活維持に必要な仕事に従事するエッセンシャルワーカーへの先行接種を実施。また、県庁の危機管理上必要だとして山本知事自身が同日に接種を受け、副知事ら幹部4人も順次受ける方針も示した。

高齢者対象の東毛ワクチン接種センター(太田市)は、1日1千回の接種能力に対し、10日~16日の予約数は計3065人にとどまる。余裕のある夜間枠で東部地域のエッセンシャルワーカーを受け入れていく。

同センターはキャンセルに伴う残余ワクチンを登録済みの人に接種する「ワクチンロスバンク」を開設し、12日から受け付けを開始する。県央にも同様の仕組みを設ける。