イスラム教徒一家に車突入4人死亡 カナダ当局「ヘイト」と断定

【ニューヨーク=平田雄介】カナダ東部オンタリオ州ロンドン市で6日夜、交差点で信号待ちをしていたイスラム教徒の一家にピックアップトラックが突っ込み、15~74歳の4人が死亡、男児(9)が重傷を負った。捜査当局は8日までにイスラム教徒を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)と断定。運転していた白人の男(20)を逮捕し、第一級殺人と殺人未遂の罪で訴追した。

現地からの報道によると男はナサニエル・ヴェルトマン容疑者。トラックは縁石に乗り上げながら、速度を落とさずに突入した。警察当局者は記者団に「憎悪が動機だという計画的犯行の証拠がある。被害者はイスラム教への信仰のために狙われたと考えている」と説明した。一家はパキスタンからの移民だという。

トルドー首相は8日の議会演説で、事件を「憎悪が動機のテロ攻撃だ」などと糾弾。背景にイスラム教徒に対する反感の高まりがあるとして、極右団体の取り締まりなど憎悪犯罪対策を強化すると明言した。