母殺害の男に懲役12年 青森地裁「執拗で残虐」

青森市の自宅で昨年5月、母親=当時(61)=を殺害したとして、殺人の罪に問われた無職、佐藤駿被告(36)の裁判員裁判で、青森地裁は9日、懲役12年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。

寺尾亮裁判長は判決理由で、被告は起床直後で抵抗できない母の淳子さんをハンマーで十数回殴っており「強い殺意に基づく執拗(しつよう)で残虐な犯行」と指摘。父や祖父母の思い出の品を処分しようとした淳子さんを嫌悪したのは理解できるが「殺害に至った意思決定は身勝手かつ短絡的」とした。

弁護側は、被告の自閉スペクトラム症が犯行に影響したとして執行猶予付きの判決を求めたが、判決は「影響はごく軽度」と退けた。

判決によると、昨年5月29日午前7時ごろ、青森市油川の自宅で淳子さんの頭部をハンマーで殴り殺害した。

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