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墓じまい① 増える改葬 終活で注目

墓石の解体撤去工事の様子(エータイ提供)
墓石の解体撤去工事の様子(エータイ提供)

先祖供養の方法を見直し、墓石を撤去する「墓じまい」が近年増えている。少子高齢化や地方の過疎化などに加え、納骨堂や永代供養墓など改葬先の選択肢が増えたことで、終活の重要課題の一つとして注目されている。

厚生労働省の衛生行政報告例によると、全国の改葬件数は平成20年度ごろから増加傾向だ。令和元年度は12万4346件で、10年前の約1・7倍だった。

関東中心に60寺院と提携する、永代供養墓のコンサルティング会社「エータイ」(東京)には、「墓参りしにくい」「子や孫に負担をかけたくない」と墓じまいを希望する人などからの相談が毎年1万数千件あるという。一般的に墓には管理費の支払いや墓参りなどの負担が伴うが、少子化や独身世帯の増加、親族や寺との関係希薄化により、墓の継承が難しくなっているという。

墓じまいには墓石の撤去解体工事や出骨作業だけでなく、墓地管理者である寺院霊園との交渉や自治体への改葬許可申請も必要だ。同社では、こうした手続きに関する相談や代行も請け負う。同社担当者は「墓の継承者だけでなく、家族や親族と先祖供養について十分に話し合うことが、墓じまいの一番重要なステップ。それぞれの気持ちを尊重しながらライフスタイルに合った供養の方法を見つけてほしい」としている。(取材協力 エータイ)

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