マスクの児童、襲う熱暑 学校は熱中症リスク警戒(1/2ページ) - 産経ニュース

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マスクの児童、襲う熱暑 学校は熱中症リスク警戒

小学校の校庭で体育の授業を受ける児童たち=9日午前、東京都荒川区(松井英幸撮影)
小学校の校庭で体育の授業を受ける児童たち=9日午前、東京都荒川区(松井英幸撮影)

熱中症に対する学校現場の警戒が日増しに高まっている。9日は東京や大阪をはじめ、各地で2日連続の「真夏日」となったほか、福岡県久留米市では今年初の「猛暑日」となるなど暑さが本格化。体育の授業など運動時には、熱中症の発症リスクを数値化してリスク軽減を図る一方、子供たちにマスクを外すよう積極的に呼びかけるケースも目立つ。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、夏本番に向けた対策が進められている。

暑さ指数で判断

9日午前11時25分、東京・南千住の荒川区立第三瑞光(ずいこう)小の校庭で1年生の体育の授業が始まった。約30人の児童はマスクを外し、ソフトボール投げの練習に臨んだ。校庭の上方にめぐらされた配管からはミストシャワーが常時噴霧され、担任教諭が15分おきに水筒で水分補給させていた。

校庭脇に設置された計器が示す気温は34・4度。渡邉滋校長は「湿度は21・7%と低め。暑さ指数も『警戒』レベルなので体育ができた」と話す。

「暑さ指数(WBGT)」は気温に湿度や日射を加味し、熱中症の発症リスクを数値化した指標だ。同校では国の指針も踏まえ、注意▽警戒▽厳重警戒▽危険-の4段階で状況を把握し、午前8時15分から約2時間おきに3度にわたり数値を確認。「危険」となれば、運動を伴う体育の授業や外遊びは中止し、それ以外の場合は段階に応じて運動内容や休憩時間を調整しながら慎重に行う。

「コロナは心配。でも、熱中症はもっと心配だ」。渡邉校長は強調する。

マスクの危険性

体育の授業を実施する場合、注意を必要とするのがマスクの着用だ。第三瑞光小では、暑さ指数にかかわらずマスクを外すよう積極的に指導している。「強制はできず、運動時も着用させたいという家庭もあるかもしれないが、大切な子供を預かる立場として安全最優先でそう判断した」(渡邉校長)