仏大統領、視察先で平手打ち 男2人を拘束 - 産経ニュース

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仏大統領、視察先で平手打ち 男2人を拘束

8日、フランス・タンレルミタージュでスピーチするマクロン大統領(中央)(AP=共同)
8日、フランス・タンレルミタージュでスピーチするマクロン大統領(中央)(AP=共同)

【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領が8日、南西部バランス郊外を視察中、歓待する住民に紛れ込んでいた男に突然、平手打ちされた。警察はこの男と同伴者の計2人を身柄拘束した。マクロン氏にけがはなかった。

ツイッターに投稿された映像によると、男はTシャツ姿で警備用の柵の最前列に立っていた。歩み寄ったマクロン氏の腕をつかみ、「マクロン主義打倒」と叫んで右手で頰を打った後、警備員に取り押さえられた。マクロン氏はそのまま視察を続け、住民たちとの「セルフィー(自分撮り)」に応じた。地元紙に「大丈夫。大したことではない」と述べた。

仏メディアは、2人が共に28歳で、地元出身者だったと報じた。極右思想に傾倒していたとみられている。事件直前、2人は別の男と3人で民放テレビの現場インタビューに応じ、「今日は大統領に言いたいことがあって来た。フランスの凋落(ちょうらく)だ」と話した。

フランスでは9日、新型コロナウイルスの感染規制が緩和される計画で、マクロン氏は8日、飲食店関係者と意見交換するためにバランスを訪問した。極右「国民連合」のルペン党首ら与野党指導者がそれぞれ、大統領に対する暴力行為を非難した。